事例洗たく物を干そうとしたら、ところどころ脱色していた。
※生地の色や素材、塩素系漂白剤との接触時間によって脱色の色合いが異なります。
原因
染料を分解するような強い漂白力は、洗剤や酸素系漂白剤にはありません。多くの場合、「ハイター」などの塩素系漂白剤や、「強力カビハイター」などの塩素系のカビとり剤などが、気づかないうちに衣類に付着したための脱色です。たとえば、次のような場合が考えられます。
- 漂白やカビとりの作業中、気付かないうちに衣類に液がとんだ。
- カビとり剤や台所用漂白剤をかけたところに衣類が触れた。
- 塩素系漂白剤で漂白した衣類が、他の洗たく物に触れた。
- 塩素系漂白剤で漂白した衣類を脱水した後、洗濯槽をすすがずに次の洗たく物を入れた。
回復方法
残念ながら、脱色部分は染料が分解されているので、元に戻すことはできません。
予防方法
- 漂白やカビとりの作業を行う時には、衣類に液がかからないようにご注意ください。できるだけ、液が付いてもさしつかえない衣類を着用することをおすすめします。
- 塩素系漂白剤で漂白中の衣類は、他の衣類に触れないように充分ご注意ください。漂白に使った容器や、漂白中の衣類を脱水した後の洗濯槽などもよくすすいでおきましょう。