事例
塩素漂白できる白い衣類を「ハイター」で漂白したら、襟や袖口がピンク色に変色(着色)した。
首や腕に日やけ止めを使用しており、日やけ止めが付着したと思われる箇所のみが変色(着色)していました。
日やけ止めに含まれている成分の一部が塩素系漂白剤(ハイター等)と反応してピンク色に変色したものと考えられます。生地自体が変色したわけではありません。
回復方法
衣類に残った日やけ止めを、洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤で落とすことをおすすめします。
塩素系漂白剤で漂白した直後の場合は、まず水で充分にすすぎ、軽くしぼってから、ピンク色になった箇所に、「アタックゼロ」等の衣料用濃縮洗剤の原液をまんべんなく塗布し、5~15分置いてください。
その後、生地をいためないように注意しながらていねいにもみ洗いし、よくすすいでください。
一度で落ちない場合は、もう一度くりかえしましょう。
回復方法(動画)
次の動画でも回復方法の手順をご確認いただけます。なお、こちらの動画には音声がございません。
動画:花王 大体30秒の家事ヒント
塩素系漂白剤でピンクに変色した衣類の回復方法
予防方法
- 首や腕に日やけ止めをつけると、衣類についてしまいがちです。脱いだら早めに洗剤で洗いましょう。ついた箇所を部分洗いするとより効果的です。「アタックZERO(ゼロ) レギュラー」、「アタックZERO(ゼロ)ドラム式専用」 などの液体洗剤ならば、お洗たくする時に計った洗剤をその箇所につけて、そのまま洗濯機に入れて洗ってもいいでしょう。
※生成やパステルカラーの衣類の場合は、無蛍光の液体洗剤を使うことをおすすめします。
※お洗たくの前には必ず衣類の洗たく表示をごらんください。 - すべての日やけ止めで上記の変色が起こるわけではありませんが、日やけ止めが付着した衣類には塩素系漂白剤のご使用を避けることをおすすめします。日やけ止めの注意表示もご確認ください。
※「ワイドハイター EXパワー」「ワイドハイター」「ワイドハイター PRO 抗菌リキッド」などの液体の酸素系漂白剤では変色の心配はありません。